俺が惚れてる23歳の彼女からハッピバースデーのメールが来た。これはうれしい、これで1日機嫌よく過ごせる。
彼女と出合ったのは2年前、もちろんスナックだ。でなかったらこの歳でこんな若いこと知り逢えるわけがない。
一目ぼれでお世辞のつもりで「エンジェルには翼がなかったんだね」と言った。当然「なにも出ないよ」とか「口がうまいね」とか帰ってくると思っていた。ところがそれはなかったし否定もしなかった。その時初めて「エンジェルは存在したんだ」と思った。
それ以来私は彼女を「エンジェル」と呼んでいる。