また藤沢周平にやられた。
2・3日前に本を3冊買ってきた。
宮部みゆきの「火車池波正太郎鬼平犯科帳Ⅲ」それと藤沢周平「時雨みち」である。
藤沢周平は13冊目だが、この帯を見てつい買ってしまった。
11の短編からなってる。表題は一番最後にあるが、5月ロードショーの「山桜」は3番目である。
配役が乗っていたので、この役はだれだなとか考えながら読んでいた。
もちろん主人公の「野江」は田中麗奈だなと想像付く、手塚弥一郎が東だな、と言うことは手塚弥一郎の母は富司純子か、とか思いながら読み進めていった。
で、油断していた。ラスト残り10行目を読んでいたら、その先が見えなくなってしまった。
不覚にもまた泣かされてしまった。
しばらく余韻にひたっていたが、最後の2ページをまた読んでみた・・・また泣かされた。